・上腕痛
・肘痛
・前腕痛
・変形性肘関節症
・腱鞘炎
・手根管症候群
・腱鞘炎
・ばね指
・上肢トリガーポイント
上腕前面の痛み じょうわんぜんめんのいたみ
上腕(前面)の痛み
上腕前面の痛みは
1 上腕筋の起始部(上腕中央部)
2 上腕二頭筋の起始部(肩関節前面)
3 三角筋上部の前面と側面
です。
鍼灸は痛みと炎症を鎮める効果が期待できます。
上腕後面の痛み じょうわんこうめんのいたみ
上腕(後面)の痛み
上腕後面の痛みは
1 上腕三頭筋
2 三角筋後部線維
です。
鍼灸は痛みと炎症を鎮める効果が期待できます。
肘関節前面の痛み ひじかんせつぜんめんのいたみ
肘関節(前面)の痛み
肘関節前面の痛みは
1内側痛の野球肘、ゴルフ肘
1 尺側手根屈筋
2 橈側手根屈筋
2 野球のシュート投球時の回内筋痛です。
3 雑巾を絞る時に力のかかる腕橈骨筋
4 ものを持ち上げる時に力のかかる上腕筋
1 上腕二頭筋
などです。
鍼灸は痛みと炎症を鎮める効果が期待できます。
肘関節後面の痛み ひじかんせつこうめんのいたみ
肘関節(後面)の痛み
肘関節後面の痛みはテニスやバドミントンのバックハンド時の
1 長橈側手根伸筋
2 短橈側手根伸筋
3 総指伸筋
金槌などで打ち付ける動作などの
4 上腕三頭筋
などです。
鍼灸は痛みと炎症を鎮める効果が期待できます。
前腕前面の痛み ぜんわんぜんめんのいたみ
前腕(前面)の痛み
前腕前面の痛みは
1, 内側は野球やゴルフのときに手首を軸にスナップをきかせて投球やスイングする時に痛む
2 橈側手根屈筋
1 尺側手根屈筋
です。
2, 中央はダイアルやねじ回しのドライバを時計と反対回りに回す時に痛む
3 円回内筋
です。
3, 外側が手首でものを支え持つ時に痛む
4 腕橈骨筋
です。
鍼灸は痛みと炎症を鎮める効果が期待できます。
前腕後面の痛み ぜんわんこうめんのいたみ
前腕(後面)の痛み
前腕前面の痛みはパソコンのキーボードをたたく時やマウスなどを操作する時、電卓をたたく時、絵筆や鉛筆で細かい字や線を引く時などに痛む
1 外側が
1 長橈側手根伸筋
2 中央が
2 短橈側手根伸筋
3 内側が
3 総指伸筋
です。
鍼灸は痛みと炎症を鎮める効果が期待できます。
ギタリスト腕 ぎたりすとうで
クラシックのギタリストの弦弾く腕・手の動きは前腕伸筋群・屈筋群共に非常にテンションの高い活動をします。
肘の内側外側に痛みが出ることがあります。
このような前腕の似たような筋肉運動としては他に
・コック(調理師)さんのフライパンを上げ下げする運動
・パソコンのキーやレジスター打ち
・釣り師のリストだけで竿を上げ下げする運動
などがあげられます。
変形性肘関節症へんけいせいひじかんせつしょう
肘部管症候群
肘の内側の神経(尺骨神経)が圧迫れてます。
肘部の緊張緩和を目的とした鍼灸適応です。
肘関節鼠(ねずみ)
肘関節の中に関節内で剥がれた骨など破片が関節
内を動き回り、時々関節に挟まって痛みを生じます。
腱鞘炎けんしょうえん
腱鞘炎
腱とは筋肉の先の方についているスジ張った固いひものようなもので、この腱を包む鞘(さや)を腱鞘(けんしょう)と言います。
この腱鞘が炎症をおこして腱の通りが悪くなって痛みや運動障害を起こすことを腱鞘炎といいます。
よく起こるのは手首の親指側(長母指外転筋、短母指伸筋)に起る腱鞘炎です。
整形外科で保存療法を選択した場合は鍼灸適応で腱鞘部分の抗炎症効果とその腱に着いている筋肉の緊張緩和を目的とします。
手根管症候群しゅこんかんしょうこうぐん
手根幹症候群
手関節の手のひら側に骨と靭帯が形作る手根管というトンネルがあり、手の指を動かす腱(固い筋)と神経(正中神経)が通っていますが、この神経が圧迫されます。
右の上の図のテストでシビレが出ればれが手根管症候群です。
神経圧迫の原因は、手の使いすぎ、手関節の骨折、腱鞘炎などが考えられますが、原因がわからないものもあります。
鍼灸適応です。
ばね指ばねゆび
弾発指だんぱつし
バネ指
ばね指とは指を曲げ伸ばしするときにひっかかったような感じになったり音がしたりする状態のことを言います。
バネ指(弾発指)の多くは腱鞘炎で、原因のほとんどは指の使いすぎによりますがホルモンのバランスが崩れる更年期などにも起こるそうです。
鍼灸の適応です。
上肢のトリガーポイント(▲)と痛み(●)
三角筋
三角筋は腕を水平に横に挙げる作用がある。従って、長時間にわたって物を持ち上げたり、腕を前、外側に上げながらの持続的作業をすることによって痛みが起きる。患者は肩をさすりながら「このあたりが痛む」と比較的正確にトリガーポイントを指し示します。
「三角筋の前部-この部分の筋ほど基礎となる骨(上腕骨)による強い衝撃を、直接に受ける筋はほとんどない。このような衝撃は、テニスやゴルフボールの打撃などによる外傷や射撃の際に繰り返し起こる銃の反動からひき起こされるようである。
階段を降りているときに、?落ちないように?手すりや柵に手をのばした際バランスを崩すと突然、過剰な負荷がかかり、衝撃を受けることもよくある。
長時間、ものを持ち上げたり(肩の高さにおいて動力機械を持つ)普段しないことで筋肉を使い過ぎたり(不慣れな沖釣り)すると負荷による緊張が高まる。」(トリガーポイント・マニュアル?Up106)
鎖骨下筋
鎖骨下筋のトリガーポイントは大胸筋の痛みと区別しにくいが、鎖骨の真下に指を入れると痛みが上肢に放散します。
烏口腕筋
「烏口腕筋のTPs(トリガーポイント)については、主として、上肢、特に肩の前面と上腕の後側に痛みを訴える場合が多い。
患者は手背と背部につけて移動するテスト(Back-rub Test)の様に上腕を背中に回したときに痛みを感じる。
烏口腕筋のみが問題の場合は、髪を直すときや肘を曲げてテニスのサーブをするときには痛みはない。しかしながら肩において、外転や屈曲の際には、収縮した烏口腕筋が痛みを起こすようである。」トリガーポイント・マニュアル?Up115()
上腕二頭筋
「上腕二頭筋に活性のTPs(トリガーポイント)があるときには、主な症状としては肩の前部に感じる浅層の痛みがあげられるが、しかし、肩関節の深層の痛みや、三角筋の中央部の痛みはない。屈曲や外転の際に肩のレベルより上に上腕を挙上する場合に痛みが起こる。
その他の症状としては上腕二頭筋の腱に広がる圧痛がある。
さらに前肘部のスペース(肘窩)には滅多におこらないが、上腕の前部表面における広範な痛み、頭上に手を上げるときに、痛みを伴う筋力低下、腕を外転する際に緊張した長頭の腱のぽきっという音やきしむ音、また上部僧帽筋にしばしば関連して起こる痛みがあげられる。
このような上腕二頭筋と肩の痛みは、しばしばボールにトップスピンをかけるために肘をまっすぐにし、手掌を回外してテニスのバックハンドで打つ場合のように負担がかかり過ぎるときにしばしば起こる。
棘下筋にTPがある患者の場合とは対照的に、上腕二頭筋にTPsをもつ患者は患部を下にしてもなんら深い感なく横になれるし、痛みを感じずに腰の線の後方へ手を伸ばせる。」(トリガーポイント・マニュアル?Up124)
上腕筋
「重いものを持ち上げている間、前腕を曲げているときの過剰な負担により上腕筋のTPs(トリガーポイント)は活性化する。
具体的にいうと例えば動力機械を使う、野菜を運ぶ、細かい部分のアイロンかけ、バイオリンやギターを弾くといった動作である。
もう1つの原因としては、例えば足を痛めて松葉杖をつくときなどに前腕にいつもと違う重力が掛かることが考えられる。
いわゆる『テニス肘』では回外筋TPsがまず活性化した後、上腕二頭筋とともに上腕筋に影響が出てくる。」(トリガーポイント・マニュアル?Up133)
円回内筋
「強い反復的な回内を必要とするスポーツや仕事は、回内筋を疲弊させ、トリガーポイントが生じる。
例えばテニスでは、フォアハンド・ストロークでボールにトップスピンをかけるために手首を使用するが、そのとき、手の筋が強浮く回内する。ドライバーを右手に持って、ネジを緩めるには、強い回内筋の動作を必要とする。
ドライバーを左手で使う場合、ネジを固定するときに回内筋が活動することになる。」(トリガーポイントの探し方治し方p¥126)
尺側手根屈筋
「尺側手根屈筋のトリガーポイントは、尺側の手首にいて身を送る。尺側の手首の痛みは、尺側手根屈筋から尺側手根伸筋のどちらか、または両方から送られる。
この筋が緊張していると、尺骨神経を圧迫し、握力を弱め、薬指と、小指に灼熱感または痺れを生じる。」(トリガーポイントの探し方治し方p123)
橈側手根屈筋
「橈側手根屈筋のトリガーポイントは、手首掌側の母指底部近くに痛みを送る。この痛みは、手関節捻挫によく間違えられる。
また、母指の付け根の膨らみ自体が、同じ場所に関連痛を送る。
手の屈筋は、つかむ、ひねる、引く動作を過度に行うことで障害する。非常に強浮く手首を屈曲して睡眠した場合、屈筋を以上に短く保つため、トリガーポイントが生じる。」(トリガーポイントの探し方治し方p123)
長掌筋
「主として皮膚組織に働く広頚筋と同じように長掌筋のトリガーポイント(TPs)は他の大部分の筋肉が起こす深部痛ではなく針で刺すようなちくちくする痛みを表面に起こす。
関連痛のパターンは手掌に集中するが、(手の)母指の基底部や、掌側の遠位シワにまで広がる。しかし手の指までは波及しない、たくさんの細い針で刺されたような痛みが走る。波及痛は前腕の遠位前面にまで広がることがある。」(トリガーポイント・マニュアル?Up203)
長母指屈筋
「長母指屈筋のトリガーポイントは、母指の末端部位における痛みと圧痛の原因となる。
痛みがなくても、文字を書く際の握力が低下し、不器用になったように感じさせる。また、屈曲の際に、母指の指節間関節が動かなくなる、引っかかる音が鳴るなどの原因となる。」(トリガーポイントの探し方治し方p127)
短母指外転筋
「小さい物体を長時間取り扱ったり、握っていたりしたときに損傷する。字を書く、絵を描くなどの活動は、すべて手掌筋に影響を与える」(トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアルp122)
短母指屈筋
「”母指のバネ指”発症にはすべて手掌筋が関与している可能性がある」(トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアルp124)
母指対立筋
「これらの(手の)母指の諸筋内に活性TPs(トリガーポイント)をもつ患者は、痛みだけでなく、(手の)母指の『動きが鈍い』と訴えるであろう。
『ペンを握っていることがほとんどできない』ためにその筆跡は読みづらいことがしばしばである。さらに、(ての)母指でつかんで挟む動作を必要とする洋風のボタンかけ、編物、絵を描くことなどの細かい仕事が困難になる。」(トリガーポイント・マニュアル?Up232)
腕橈骨筋
「腕橈骨筋は、手首および(手の)母指と中指の間の膜様組織の部分における(手の)母指の根部の部分に、主要な痛みのパターンを放散する。
また腕橈骨筋の下に位置している回外筋と同様に外側上顆にも痛みを引き起こす。
回外筋の場合にはこれが主要な痛みのパターンであるが、腕橈骨筋では一定でない波及性の痛みのパターンである。この双方の筋肉のTPs(トリガーポイント)から外側上顆への関連痛により上顆の遠位部の皮膚を軽く叩くと痛みを感じるようになる。腕橈骨筋の関連痛が肘頭にまで及ぶことは希である。
腕橈骨筋は薄い筋肉で、長橈側手根伸筋のすぐ上にかぶさっており、特定の関連痛を招く平面触診によって識別することは仏の場合難しい。Klleyは肘に近い痛みと圧痛のパターンおよび手の背側にわたる広汎性の関連痛と圧痛のパターンを腕橈骨筋によるものとしている。
しかしながら、われわれの経験から照らしてみると、手の背側に広がる痛みは主として長・短橈側手根伸筋に関連するTPsから起こっている。」(トリガーポイント・マニュアル?Up159)
上腕三頭筋
「肘の部分で勢いよく伸ばすことを要求される運動の際、痛みが起こる。例えばテニスの際の利き腕とゴルフでの利き腕でない腕(肘はまっすぐに伸びた状態)である。肘の筋膜痛はどちらの場合にも運動を妨害する。
TPs(トリガーポイント)(図2)の活性が高まるにつれ慢性の「テニス肘」の痛みの大きな原因となる。」(トリガーポイント・マニュアル?Up143)
「前腕での松葉杖の使い過ぎ、長すぎる杖(背部または脚の怪我のために)による負担;スポーツによる筋肉の使い過ぎ(テニスでバックハンドを「ミスヒット」したとき);調査のための運動をやり過ぎたとき(ゴルフの練習または腕立て伏せ);またはきっちりと製本された本を押して繰り返しコピーを取ることも原因となって上腕三頭筋のTPs(トリガーポイント)が活性化するようである。
意外なことに長頭におけるTPsは、胸の前面または腹部に肘を支えなしに前に出した状態で長時間座っているとそれは活性化する。具体的には長期の旅行での車の運転、右手で書き物をしているときに左手で紙を押さえる、または肘の支えなしに針の先端を用いるといった動作がある。」(同)
回外筋
「回外筋に活性のTPs(トリガーポイント)をもつ患者は、外側上顆と(手の)母指の組織膜の背側表面の一方または両方にずきずきする痛みを訴える。肘を最大限に伸ばしたまま重い書類入れをは区部、テニスをする、・・・による痛みが起こる。」(トリガーポイント・マニュアル?Up192)
「『テニス肘』の症状が起こるのは、プレーヤーが肘を完全に伸ばしたまま(フォアハンドよりもむしろバックハンドストロークのとき)ラケットを捻って『センターからはずれて』ボールを打ち損なったときのようである。肘が伸びきっているときには、上腕二頭筋は加わってくる抵抗に対して回外筋を助けることができない。
回外筋に負担が掛かるのは、思いがけない回内の動きに抵抗するとき、または極度に激しい回外運動をするときである。よく使われる『テニス肘』という言葉は実際には『書類入れ肘』『ドア取っ手肘』『犬の散歩をさせる人の肘』をさすことがときどきある。」(同p193)
「このほかに痛みを引き起こしたり、継続させたりする負担には次のようなものがある。
固いドアの取っ手を回す、洗濯したときにしぼる、細かい部分のアイロンかけ、手首だけを動かして固い瓶の蓋を開ける、大きな犬を紐で引いて散歩させる、・・・黒板の上のチョークで書かれた線を消す、手で壁を洗う、熊手で葉をかき集めるなどである。」(同p193)
肘筋
「肘筋のトリガーポイントは、外側上顆と関連しており、テニス肘の痛みに大きな原因となっている。」(トリガーポイントの探し方見つけ方p120)
尺側手根伸筋
「尺側手根伸筋は、触診の際、患者が生きよいよく指を広げると他の前腕の筋肉とはっきり区別できる。TP(トリガーポイント)によるあっ津は平面触診により外側上顆より7,8cm(約3インチ)遠位に、尺骨の鋭縁から前腕の背側面へ2,3cm(1インチ)のところに発見される。
局所痙攣反応により手は尺側へ向きを変える。」(トリガーポイント・マニュアル?Up166)
総指伸筋
「中指の伸筋に問題があるという状態はよく起こることである。
その場合の痛みは手においても最も強く感じられるのであるが、中指の中手指節関節(MP)と手の指骨間の近位指節関節(PIP)を含み、前腕の背側、手首、手と連なる直線を形成している。手首の掌側に痛みが広がることもときどきある。
患者は手と指の痛み、こわばり、そして問題の指の関節に触れたときのいて身を訴える。」(トリガーポイント・マニュアル?Up175)
長橈側手根伸筋
「長橈側手根伸筋のトリガーポイントは、テニス肘の主因で、前腕外側や、手と手首の背側に灼熱痛を送る。一般に、これらの痛みを和らげるために、弾性サポーターが装用される。サポーターの圧力が痛みのシグナル伝達を妨げると信じられているからである。
サポーターは、継続的に仕事をしなければならないときなどには役に立つが、その場しのぎの療法である。トリガーポイントの非活性化に取り組むことが最良の治療である。テニス、ゴルフ、タイピング、楽器演奏、クッキー生地をかき混ぜるなど、反復的な手の動作によって、長橈側手根伸筋にストレスがかかる。
ヴァイオリン演奏で弓を弾いている腕の伸筋が酷使されつと、テニス肘を発症することがある。
オーケストラの指揮者は、指揮棒をもつ手首を継続して屈曲させるため、しばしば肘に痛みが起きる。手首の激しい動作は、全て前腕筋を消耗させる傾向がある。仕事で当時間コンピュータのキーボードを使うことも、長橈側手根伸筋を酷使することになる。」(トリガーポイントの探し方治し方p117)
短橈側手根伸筋
「手指で強く握る動作が必要な仕事やスポーツも短橈側手根伸筋に炎症を引き起こす。コンピュータのキーボードを使用すると、一定の位置に手を保持するために短伸筋が持続的に収縮する。
伸筋の緊張を取り除くためにリストレストを使うこともあるが、正しく使用しないと効果が出ない。リストレストは前腕の重さを支えるが、手の重さはわずかしか支えないからである。」(トリガーポイントの探し方治し方p118)
示指伸筋(手)
「この筋のより遠位部に筋膜トリガーポイントがみられる。そして手と手首の背側の橈側の方向に痛みを放散するが、しかし、指には痛みを引き起こさない。」(トリガーポイント・マニュアル?Up178)
第一背側骨間筋
「骨間筋に筋膜TPs(トリガーポイント)をもつ患者は、『指の関節炎の痛み』を訴えるのが特徴的である。彼らの症状としては、指がこわばり、シャツのボタンかけ、書き物および物をつかむといった動作において、手がうまく動かない。この筋が指神経の圧迫・絞扼をも起こしていない限り、このTPの活動に関連して無感覚や知覚異常はないであろう。
Heberdenの結節を『関節が膨れて痛む』と、訴える患者もいる。注意深く診察してみると、触れると痛むHeberdenの結節が認められるが、しかし、真性の滑液貯留や骨の腫脹はまったくない。
圧痛が関節まで、届いているようである。時間が経つにつれて、この結節の痛みは薄らいでくる。そして、再び臨床的にみると、諸筋の筋膜TPsが関節まで影響を及ぼすように思われる。関節炎についての文献でHeberdenの結節を扱っているものは、関節周囲構造の癒着性が増加したことによる午前中の短い期間のこわばり症状を説明している。
引き続いて起こる動きの範囲の狭まりは、しばしば筋膜のTPの活動による筋の収縮に原因づけられた。Heberdenの結節は、常にではないが局部の痛みと圧痛を伴うことがある。体の他の部分におけるHeberdenの結節と骨関節炎との関わりについては、強く疑問を抱く人もいるし、主張する人もいる。」(トリガーポイント・マニュアル?Up247)
第二背側骨間筋(手背)
「骨間筋に筋膜TPs(トリガーポイント)をもつ患者は、『指の関節炎の痛み』を訴えるのが特徴的である。彼らの症状としては、指がこわばり、シャツのボタンかけ、書き物および物をつかむといった動作において、手がうまく動かない。この筋が指神経の圧迫・絞扼をも起こしていない限り、このTPの活動に関連して無感覚や知覚異常はないであろう。
Heberdenの結節を『関節が膨れて痛む』と、訴える患者もいる。注意深く診察してみると、触れると痛むHeberdenの結節が認められるが、しかし、真性の滑液貯留や骨の腫脹はまったくない。
圧痛が関節まで、届いているようである。
時間が経つにつれて、この結節の痛みは薄らいでくる。そして、再び臨床的にみると、諸筋の筋膜TPsが関節まで影響を及ぼすように思われる。関節炎についての文献でHeberdenの結節を扱っているものは、関節周囲構造の癒着性が増加したことによる午前中の短い期間のこわばり症状を説明している。
引き続いて起こる動きの範囲の狭まりは、しばしば筋膜のTPの活動による筋の収縮に原因づけられた。Heberdenの結節は、常にではないが局部の痛みと圧痛を伴うことがある。
体の他の部分におけるHeberdenの結節と骨関節炎との関わりについては、強く疑問を抱く人もいるし、主張する人もいる。」(トリガーポイント・マニュアル?Up247)
小指外転筋(手背)
「骨間筋に筋膜TPs(トリガーポイント)をもつ患者は、『指の関節炎の痛み』を訴えるのが特徴的である。彼らの症状としては、指がこわばり、シャツのボタンかけ、書き物および物をつかむといった動作において、手がうまく動かない。この筋が指神経の圧迫・絞扼をも起こしていない限り、このTPの活動に関連して無感覚や知覚異常はないであろう。
Heberdenの結節を『関節が膨れて痛む』と、訴える患者もいる。注意深く診察してみると、触れると痛むHeberdenの結節が認められるが、しかし、真性の滑液貯留や骨の腫脹はまったくない。圧痛が関節まで、届いているようである。時間が経つにつれて、この結節の痛みは薄らいでくる。
そして、再び臨床的にみると、諸筋の筋膜TPsが関節まで影響を及ぼすように思われる。関節炎についての文献でHeberdenの結節を扱っているものは、関節周囲構造の癒着性が増加したことによる午前中の短い期間のこわばり症状を説明している。
引き続いて起こる動きの範囲の狭まりは、しばしば筋膜のTPの活動による筋の収縮に原因づけられた。Heberdenの結節は、常にではないが局部の痛みと圧痛を伴うことがある。
体の他の部分におけるHeberdenの結節と骨関節炎との関わりについては、強く疑問を抱く人もいるし、主張する人もいる。」(トリガーポイント・マニュアル?Up247)